愚痴から始まったが、いつの間にか3つのセンターの話、そしてエニアグラムを学ぶ動機の話になりました。
仕事日。朝から感じの悪い、職員からの言われ方に、エニアグラムや心理学やらその他の考え方を取り入れていたとしても(自分の体調や気分が落ちている時はなおさら)不快な気分にさせられるものですよね!不機嫌職員はだいぶ私の周りからは減ってきましたが(以前の職場では、自分の気分によって、挨拶もろくにしてくれない人がいました。しかも上の立場にいる方!今思うと、いっぱいいっぱいで余裕が無かった可哀想な方だったんですが、当時は、もう怒りと共にびっくりですよね〜)
最近はそういった不機嫌職員に遭遇すると「人(わたし)を不快な気分にできる天才」とひそかに名付けて、ほー、今日はそーきたか!などと、心の中で観察してます。そうやって観察していると、私の言動も悪かったよな、とか、もっと別な言い方や返しが出来ていれば、相手の出方が違うなーとかも思えてきて!そう考えると、何も話さない方が(関わらない方が)トラブルなく賢明、とも思うけど、同じ職場なんだしね、それだとあまりにも寂しいな、とか思う。利用者さんのケアについても色んなタイプの色んな視点があった方が面白いし、普段から大したことないコミュニケーションも取っておいた方が、大事なコミュニケーションを取るときにも活きると思う、のが私の持論。
例えば、昨日の例をとると
朝イチで、テレビで地震の報道をしていたので、まったく知らなかった私は、反射反応的に、その職員に
「地震があったんですね?」と聞いたら
「忙しくてそんなんわかるわけない」と
私に言うわけでなく?独り言のように、それでいて怒り口調のように低音でつぶやく。。
とか、
プライベートの話は露骨に嫌がるし、私もプライベートな話はめったにしないのですが、その日は何となく、たまには雑談でもしようか!と試みて、
ある日の夜に、「今日は新月ですよ」とか言ってみたんです。
そしたら、間髪入れずに
「それがどうかしたんですか?」となって、
たじろいた私は、、
「新月の日にはなにか新しいことを始めるのに良いんらしいですよ。」
とか、言ってみたのだが、
「それって、誰が決めたんですか?」とまた間髪入れずに言われ、、
またたじろいた私は、、、
「えーーと古代から言われていることでぇーーー」とか(汗)その問いに対しては、ちゃんとした答えを持っていなかったので、テキトウなことを反射的に言ってしまった。
そしたら、、、、、
「がんばってください!」
と、言われて会話終了!
その職員のことを何にも知らないので、もしかしたら、月に興味があるかもしれない!
と安易に、振ってみた話題でしたが、、見事に惨敗しました。
けど、あまりにも冷たい言い方だったので、他の職員(タイプ5と思われる男性職員)に、愚痴ってみたら、、、
共感してもらえるどころか!
「まぁーそうでしょうね」と
言われてしまいました。
向こう寄りでした(笑)ちなみに彼も月とか興味ない感じでした。
もっと親しくなれたら、
「そんな冷たい言い方しないでよー」とか
「もっと情緒的な返しをしてくださいよー」とか言えるようになると思う!そのタイプ5の職員にはそんな感じで言える関係なのですが。。
それで、「情緒的な返しってなんですか?」
って来ると思うので!(笑)
「もっと共感的な対応で!利用者さんに寄り添うように!「そうですね〜そうなんですか?それってどういうことですか?」って優しく言うとか」
みたいに具体的に示すと良いんだと思う・・・・(笑)
とにかく、一言でいうと、、面倒くさい(笑)
私ももっと素直に
「わからないから、調べてきます」とか言えたら良かったな、とかも思いました。誤魔化すから良くないんだわー、私。
みたいな気づきがあった体験でございました!自分とは違うタイプと接することで、
新たな気づきが得られるのは良いことです。心地良い人とばかりいるより、刺激的です(笑)
私と一緒に働くユニットの職員は、私のような「感情をセンターに持つ」方がたぶんいないんでね(思考センターが多い)なんかドライっていうかー。でも、それはそれで勉強になってます!
ではここで、そんな、エニアグラムの「3つのセンターの機能」という話を振り返り学習していきます!
どんな人もこの3つのうちどれか一つに当てはまります(2つとか無いです!)
それは、ズバリ!
「本能」「感情」「思考」のセンターです。センターとは中枢機能のことです。人それぞれに使ってる機能が違ってるということを理解しておくだけで、他者の言動や自分の言動で、やたらに怒ったり落ち込んだり、無駄なエネルギーを使わなくて良いので生きやすくなります。
それで、違いはなんとなくわかったけど、各センターにはそれぞれ
求めているものが違う
という理解を深めていきたいと思います。
以下は中嶋真澄先生の著書「エニアグラムー性格と本質」の言葉を一部抜粋して、説明してます。引用させて頂いた部分は、わかりやすく中嶋先生の言葉は【】の部分で示してます。では本能センターからいきます!
↓↓↓
「本能」は、わかりにくい言葉だけども、グルジェフは「動作センター」と言いました。つまりは身体!そして腹!とも言われてます。
【本能センターのタイプの共通点は、自分が“ここにいる”ということと、自分と世界(環境)との関係において、自分の身体の境界が世界との境界と感じられる点にあります。(中略)地に足の着いた、身体に根差す自分と世界。それは自立を求めています。この人たちを突き動かしているのは腹のエネルギーです。意志の力で行動するには、このエネルギーが必要です。】
↑
わかんないわーー!こちらのセンターをお持ちの方でも意識している方、意識できてる方とそうでない方がいるようですー。腹の底の怒り(この怒りも一種のエネルギーを身体感覚によってとらえられるそうです。ガッツ(胃腸・はらわた)センサーとも言われます。があるようです。
次に感情センター。はい、わたくしが持つセンターであります。
感情センターは「ハートセンター」と呼ばれることもあります。つまりは、グルジェフでいうエモーショナルセンター!
【感情センサーの人々にとっては、自分の気持ちに触れる、他人と気持ちを通わせる、情緒的なものを味わうといったことがとても大切です。(中略)他者からの関心や注目を(ひそかに)求めています。感情センターの人々にとって、他人は自分を映す鏡でもあるわけです。】
↑
だから、私は人と関わりたいと願うのかー!
とてもよくわかります。
ほんと、この上記の文章を初めて読んだ時、
中嶋先生、よくぞおっしゃってくれたー!!と私の胸のうちを言語化してくれたようで、とても嬉しくなりました\(^o^)/それと同時に、恥ずかしい感も出てくる。どっひゃーーー。
そうなのです、感情センターは、人にどう思われるか、思われてるかに関心があり、人の気持ちはその方にしかわからないので、だからこそ不安になること大いにあります。確認出来る時は確認するようにしてます。自分の勘違いもおおいにあるから!
そして恥の意識は常にあります。。
自分は恥ずかしい〜(泣)けど、やらずには(出さずには)いられないんです。
わかってほしいから。。。
あっ!つい感情的になりましたm(__)m
最後に
思考センターです。グルジェフは「知性センター」「インテリジェンタルセンサー」と言われました。
【思考とは頭の中(mind)の働きであり、思考センターの各タイプは、世界を頭の中の思考を介してとらえようとします。(中略)思考センターの人々が無意識のうちに求めているのは、自分がどこへ向かおうとしているのか、その道を示してくれるような導きです。人とは限りません。人生の導き、ガイダンスを求めています。】
↑
【頭の中の思考は現実には起きてない事柄や未来に向かっているものであり、それは不可知なものであるため、漠然とした不安や恐れのようなものがつきまといます。】
↑
思考センターの人々の中には、だから常に何らかの不安を抱えているような人がいらっしゃるんだねー!納得。
【頭の中が静まれば、クリアな思考が働き、閃きやインスピレーションが降りてくることもあるでしょう。思考空間はあらゆる可能性に開かれています。】
↑
思考センター持つ方のこういったインスピレーションに少しだけ触れたことがあるのですが、まさに!!かっこよかったんです。
これは思考センターの方の御守りになるような言葉と思い、載せさせて頂きます。
エニアグラムにハマり始めて、何が自分の中でのヒットになったかというと、
「私たちの中には内なる全タイプが存在して、自分の人生の中で活かすことができる!」という感覚です。
私はタイプ4だからタイプ4の中でしか生きられない!のではなくて、
内なる全タイプを持っている自分
なのです。
それにはまず、自分のタイプだけじゃなく、他のタイプのことを知りたい。他のタイプを受け入れたい、自分のタイプを受け入れたい。みとめて、ゆるして、愛する気持ちを味わいたい。
それが、私がもっとエニアグラムを学びたいと思った動機のひとつであります。
そして、
自分の健全度を上げていくことで、他者との相性も良くしていくことができる。
この言葉は
先日の「エニアグラム 性格と相性」の講座の中で、受講されたタイプ2の方がおっしゃっていて、とても感銘を受けた言葉です。
人を変えることはできないけど、自分を変えることなら出来る!
健全、不健の話はまた今度!
ちなみに、私がガッツリ、エニアグラムにハマるきっかけになったのは、イケイケどんどん♪の時期ではなく、タイプ4不健全状態の時でありました。すぐに戻ったけど、なんとこの私が食欲が落ち、体重も7kgも減りました!
そう思うと人生とは不思議ですね。
出会うべくして出会う、とはよく言われますが、人ももちろんそうですが、自分自身との出会い、まだ見ぬ自分との出会いをエニアグラムによって可能にすることが出来るのかな、と思っております。
ウチにあって眠らせてた、いただきもののひまわりのタネ。わがユニットには生のお花があまり無いから、利用者さんと一緒に種まきから、発芽から、見守っていました。
9月4日と、チョット遅くに撒いたひまわりのタネから、チョットづつ黄色のが見え始め、昨日、ひまわりの花が咲いてました。
チョットいびつだけど、咲いてくれた、遅咲きのひまわり。嬉しい。友だち(シクラメン)も隣で見守っていたよ。
ありがとう。