「大嫌いだ。」と貴方は顔を背けた。私はとても悲しかった。
つくづく人生ってものは、出来事ってものは、思い通り100%にはいかないね。
私は今日という日の半日、悲しみと共にいた。
「大嫌いだ。」と言われた。
眉間にシワを寄せ、顔を歪ませ、その人はその服を見て、そう言った。
今朝は私は楽しみで胸をふくらませていた。
昨年夏に、庄司(しょうじ)さん(仮名)の服を職場近くの衣料品店に行き、購入代行させて頂いた。庄司さんの好みに合ったものだったようで、大変気に入っていただけて、喜ぶ庄司さんの笑顔を見れた。
そして今回も私が勤務中に行かせてもらえることになった。庄司さんは身体が不自由なため、なかなか買い物に行くのは困難。
どんな服が欲しいかを予め、お聞きすると
「白のタートルネックシャツ、春の服、白のバスタオル」とそれだけの希望だった。タートルネックはあったら、と言われた。「無かったらいいよーあとは職員に任せる」と言ってくれた。おそらく、前回の服選びが好評だったから、信頼してくれていたのだろうと思う。
私もまかせられると、上機嫌で調子に乗るタイプなので、気を良くして、それ以上の希望は聞かなかった。
そして、いざ、迷いに迷って、限りある時間の中で買ってきた2着が入った袋を庄司さんの前に差し出した。
私は喜ぶ笑顔がそこにあると思った!
しかしながら、予想とは逆に、
表情が曇った庄司さんがいた。
わたし「好みではなかったですかね〜?」
しばらく無言だった庄司さんはやっと
庄司「う〜〜〜ん」と答えていたので、
わたし「返品できるので、大丈夫ですよ、こちらの色はどうですか?庄司さん、以前、えんじ色の服を気に入ってくれたので、水色もあったんですけど、春らしい赤っぽい色にしたんですよ〜」
※実際、水色にするかうすい赤色にするか迷った末に、夏ではないので、あたたかいカラーにしてみた。
ところが
庄司「水色が良かったなー」
とおっしゃる。
わたし「そうですか!ではこちらは交換してきますね。タートルネックはサイズが大きすぎて、買わなかったんです。他のお店も見てみようと思って、バスタオルもそちらの店が手頃な値段で良いかな、と思って買わなかったんです。」と言った。
その後のやりとりで、彼が一番に欲しかったのは、タートルネックの白シャツとバスタオルだとわかった。
期待していたのに、ひとつも満足できる品物に対面出来なかったショックなのか?
その後、彼は私にこう言った。
「こんな年寄り臭いのー。」
と、言われ、
「そうかなぁー?私は若々しくて良いと思ったんですけど」と言ってみた。
そして、その直後、
「大嫌いだ。」と、もう見ようともしたくない態度(・・・そんな風に感じた)で
顔を背けた。
それは私が若々しくみえると思ってチョイスした白シャツ+黒と白の細かい縞模様の羽織物が2枚セットになったシャツ。肌触りも確認して選んだ。
私は思いがけない「大嫌いだ」という言葉に、心がえぐられるような思い。
すぐに悲しみが襲ってきて、
何も言えなくなってしまいました。
「年寄り臭い」という言葉については、
心のなかで「自分が年寄りのくせに何、ぬかしてんだ!」(言い方!w)
と、苦笑いできるほど、余裕だったのに、
「大嫌い」と言われて、自分のことを言われるわけではないのに、その言葉の破壊力にしばし、フリーズしてしまった。
シュンとした私に気付いてはおらず、そのまま昼食の時間が来たが、私は彼ににこやかに配膳する気持ちも失せ、他の職員にまかせた。
昼休みに入り、この得体の知れない悲しみを深く感じてみた。
この悲しみはどこからやって来ているのか?
どこに繋がっているのか?
こんな時にはよく、こうアドバイスするオバチャンとかがいる。
「服にはそれぞれ好みがあるのは当たり前だし、気に入らなかったんだから仕方ないじゃん!そういうもんでしょ?気にするのがおかしいよー期待するからそうなるんじゃない?返品できるんだからいいじゃん!」
などと脳天気にアドバイスする(言い方!wごめんなさい)そういう話ではない!そういう次元の話ではない。
庄司さんには庄司さんの感情があった。単に、欲しかったものがひとつも得られなかったフラストレーション、もあるが、私の知らない所での心の穴があったのかもしれない。たとえば、あの縞模様に、過去の誰か、彼を傷つけた人の存在が浮かんだ、とか。
それはわからない。ただただ、無意識の反応で(エニアグラムでいう鉛の法則かな)
相手(わたし)を傷つけようとしたとか。
それは、自分が傷ついているから。
そんな深いことはなく、ただ素直に言葉が出ただけかもしれないし。(素直というのは時に怖いね、、)
ただ、私がここで言いたいのは、私が過剰に反応してしまった「なにか」に出会いたいと思ったのです。
昼休み、ひとりになるとポロポロぽろぽろ涙が出て来た。「46歳にもなって、こんなことで泣くなんて病んでるし、未熟だわ、わたし」と自責するわたしと、そんなわたしを
セルフハグして、よしよしってなだめるわたしと、「大事なわたしを傷つけるやつは許せない!あなたはわたしが守る!」というわたしと。
そんな時に限って、気分に波のある職場のスタッフも、なんだか機嫌が悪く、いつもより、わたしに冷たくあたる気がする。疲れる。なんなんだ?「不機嫌は社会人としての罪だ!」と、イライラもしてくる。「自分の感受性くらい自分で守れよ、ばかものよ」by茨木のり子 と、ジャッジしたくなる自分。
こんなとき、私は心を落ち着かせるためにどこでもできる「ホ・オポノポノ」という手法をつかう。ここでは詳しく説明しないけど、4つの言葉でクリーニングする。
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「ゆるしてください」
「愛しています」
またひとつ、クリーニングできたね、よかったね、と自分に言う。
そして、この悲しみを感じたときに、
おばあちゃんとお母さんのある、エピソードを思い出した。
仕事がおわり、スーパーの駐車場で、わたしは遠い記憶の中に入った。
この続きはまた!
今日のエニアグラムカードは、またも朝に引き忘れて、
仕事終わりに
「この悲しみの体験についての気づきのヒントは?」と問いをたてた。
出たカードはこちら↓↓↓
「閃(ひらめ)き」
エニアグラムカード✕チョコレートシリーズはじまりました(*^^*)
閃き〜からの続きはまた!
今回の買い物は、わが阿賀野(あがの)市民一人当たりに支給される「ごずっちょ券」を使用します。
※わたしもまだ、自身のごずっちょ券は使い切れてない(汗)
ちなみに、ごずっちょとは、阿賀野市の愛すべきゆるキャラです(かわいい〜♡)
今回はごずっちょ券使用なので、ネットショッピングができないからなかなかその方の欲しいものをチョイスするのが難しいですねぇ。
あ、閃いたことは、
買い物職員と施設にいる職員とのやりとりで、写真を撮って、ラインとかに送り、その場で利用者さんに見せて、どれが良いかを選んでもらうのもアリだね!そしたら文句は言えねぇー!
今度はそれを提案してみよう♪