エニアグラムとららちゃん日記〜タイプ4ユキコの人生探求〜

エニアグラムと私の心の旅、今ここを記していきます。2023.11.13〜

「二重のまち/交代地のうたを編む」を観て来ました。

 

新潟市のシネウインドでは本日、4月9日が最終日ですよ!10:00開演。観に行かれる方はぜひ劇場で!!4人の若者の朗読の声がとても良いです!!】

きく、とは?対話するとは?表現するとは?わからないものをわかろうすることとは?をすごく考えさせられた良い映画でした。

舞台は陸前高田。あの日の出来事の体験者は、記憶を手渡す。非体験者の若者4人は体験者の声に耳を傾け、対話を重ねる。その土地を歩く。人びとと交流する。そして伝えられた、受け取ったことを自分たちの言葉で語り直す。未来を描いた物語を映像とともに朗読する。

森はるかさん、瀬尾夏美さんのアートユニット、
Komori Haruka +Seo Natumi
映像作家の小森さんと画家で作家の瀬尾さんは、2011年4月に、ボランティアとして東北沿岸地域を訪れたことをきっかけに、活動を開始されたという。2015年仙台にて、東北で活動する仲間とともに、記録を受け渡すための表現をつくる組織「一般社団法人NOOK」を設立。様々な展覧会、映画、記録集などを発表されてきた。
今回、この企画に応募し、選ばれし4人もまた表現者
古田春花さん、米川幸リオンさん、坂井遥香さん、三浦碧至さん。
ミュージシャン、劇団員、俳優。

ちなみに❤

古田春花ちゃんはこの春、高校を卒業したばかりです。
ちなみに私は春花ちゃんの4年前からの大ファンであります。
当時、スピッツのカバーをしていたときに「海のような、波のような音を出したい」とMCで語る中学生に感動で、ビビり上がってました。そしていつの間にやら、オリジナル曲もたくさん作るようになって!!!ますますビビり上がりましたー。

 

春花ちゃんが陸前高田に滞在した時の体験をもとに作った曲。

「生きて」古田春花↓↓↓

https://youtu.be/roQfSU6n2sQ

映画製作者たちが聴いている、この立ち会ってる感じにも泣けます(涙)

 

私は映画の何が好きって、こうしてひとつの作品を丁寧に丁寧に創り上げていく過程に美しさのようなものを感じるから、とても羨ましくてキュンとなるんです。自分が出来ないような表現しきれない表現、表情、声に出会えると嬉しくなる。

例えば、当時山形に暮らしていた三浦碧至(みうらあおし)さんが、あの日の出来事のことを「予約していた携帯電話が震災の影響で届くのが延期になり、なんか嫌だな、くらいにしか思えないような感じだった。」と言われていた。この表現はわかりやすい!
被害がさほどない地域だと報道ではいかに酷い状況だと伝えられても体験してないからその切実さはわからない。私もぶっちゃけそんな感じだったよな、とか思ったりした。体験してないことは体験者から聞いたところで、わかるはずはないのだ。なにかを全部失ったものの気持ちは失ってない私にはわからない。でもだからといって、わからないからと、寄り添えないのは違う。わからなさを感じながらも、そのわからなさと向き合いたい。わかりたい。4人の若者の葛藤が私にも伝わり、その感じはなんかすごくわかる、と思いました。わからないことが悪いことみたいに捉えてしまっていた私はこの映画をみて、わからないことがあるからつながれることもあると感じて、自分のわからなさを少し受け入れゆるせたような時間となりました。そして、「私は対話がしたいんだよ!!」と泣けるほどの想いがこみ上げてきました。4人が何もない部屋で、体育座りして語り合っているシーンがとても好きです。必見!!
本当にありがとうございました。

みなさん、ぜひ観てくださ〜い。

公式サイトです↓↓↓
http://kotaichi.com/


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