温泉から出た私が、脱衣場でピンクのごずっちょTシャツを着ていた、
その時!!
同じく着替えて居られた50代くらいのキレイ系おねぇさまが、
「アブがいる!!」と声を上げた。
だいぶ大きいアブだ(TдT)
ブーンブーン(TдT)(TдT)
私はいつ襲いかかってくるかわからないその恐怖に
「怖ッ怖ッッ(TдT)(TдT)」と声を出した。
そして、田んぼを営む友人の言葉を思い出していた。
「何もしなきゃ刺さないよ。」
友人はアブが現れたとき、アブに向かって「愛してるよ」と声をかけるそうなのだが、私はとっても目の前の、ブーンブーンと飛ぶアブを愛せなかった。
なので、コワイコワイと思いながら、じっと動かず固まっていた。
その時!!!!
ヒーローが私のピンクのごずっちょTシャツの背中を
「バシッ」と叩いた!!!
私は突然の出来事で、
「キャアァァー!!!!」
と
叫んだ!!!
なんとヒーローが
素手で、私の背中にとまったアブを叩き、
なんと!!!
つかみ、まだ生きているアブを窓からそっと
逃した!!!
アブをつかんでいる女性を生まれて初めて見た!!!
そして、
そのヒーローはこうおっしゃった。
「小さいアブは刺されると痛いけど、大きいのは大丈夫。」
何を根拠に大丈夫、と言うのだろう。。。
よくわからないが、わたしたちは救われた。
安全ないつもの、平和な脱衣場に戻った。
かっこええ!!!!
アブが飛んでいても、物怖じしないその方は、
なんにも動じず、恐怖の世界からわたしたちを救ってくれた。
ヒーローや!!!!
「すごいっ!!!ありがとうございます。よかったーーー(TдT)(TдT)」
私はキレイ系おねぇさまと称賛と喜びを分かち合った。
おねぇさまはこうおっしゃっていた。
「素手!!!」
わたしも同感だった。針ももっていただろうに。
とにもかくにも、そのわたしたちのヒーローは、その大きな指で、ヤツのからだをつまんで、ヤツはヒーローにからだを持たれて、羽根をバタつかせていた。そのアブオはちょっとしたデキゴコロで、女湯に遊びに寄っただけかもしれない。まだ危害を加えてないのに、危害を加えられるとみなされたアブオは、シルベスター・スタロー・・・あ、間違った!ヒーローに叩かれ、窓の外から自然界に飛び立っていきました。アブオ、愛するものの元へお行きなさい(昆虫に愛があるかどうか、だれか知っているひとがいたらおしえてください)
アブオよ、いつかあなたが人間に生まれ変わったら、
「あのときは驚かせてごめん。」と
私の背中に抱きついてもイイですよ♥
私は
「あぁ!あのときのアブオだったのね♥やっと会えたね♥」
と、言うわ♥
(一体何のハナシだ?w)
それにしても、強い人とは、結果的に人を救える人だ。
そして人を救える強い人は知識がある人だ。
私はまたひとつ学んだ。
「アブは小さい方が刺されると痛い。大きいアブは大丈夫。」
アブを怖がらずにまた温泉に通い続けようと思います。たとえ刺されてもきっと死なないしね。そしてもし、子どもがいてー「怖いーー」と、パニックになっていたら、あのヒーローのように振る舞ってみようと思う。
素手!!!!
出来るかな(TдT)(TдT)(TдT)
やっぱり無理はやめよう。。。。
けれども声掛けなら出来るかな。
私はまたここで、この場所でシルベスター・スタロー・・・あっ、また間違った!あのヒーローに会ったら、あのときのお礼と、いつから虫が怖くなくなったか?本当に怖くなかったのか?いつからシルベスター・スタローンになったか?(あーーゆっちゃった!)
などいろいろインタビューしてみたいと思う。
飛んでる刺す虫がこわいユキコ
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気にしてるンじゃん?
「強い人は気にしない人。強い人は気にならない人!」by ちのよしかず