私の周りにはかなり独特な方が多い。
そのうちのひとりの方のエピソードが大好きである。聞いていてすこぶる爽快な気分になったのでご紹介したいと思ふ。
その方は人生の先輩である。とてもおおらかで豪快。そして、なぜかとても親近感を感じるので、気ぃー使いしぃーな私であっても、あまり気をつかわないでいられる。(そのため私はその方に大変無礼な言動ばかりしでかしている気がする。大変申し訳ございません。)
そんな殿方なので、私にとっては貴重な殿方。
ふだんは「ユキちゃん!」と呼んでくださるのだが、時折、不意に私の事を「お嬢!」と呼んだり、「ユキ氏」と呼ぶ。
そのお方は色々な話をしてくださる。
前置きが長くなったが本題に入る。
先日はなんの話からか、殿方の学生時代の話になった。どんな学生だったかというと、一言でいうとやる気のない学生でした。毎日いかに楽をして、サボるかばかり考えている学生。
中学校では部活動が義務付けられていたため、何かしらの部活動に属さないといけない少年の殿方は仕方なく「吹奏楽部」を希望したという。
その理由は走るのが嫌いだから、走らなくていい部活にした、というww
結果、吹奏楽部も楽器を演奏するために肺活量が必要なため「走る」という練習メニューもあったそうだwww
そんな殿方は性格が一匹狼的なところもあるわけだが、音楽の楽しさ、ひとつの音楽を皆で演奏する楽しさに、初めて!吹奏楽部に入って感じられたという!!新しい世界を。
ここまででも「エエ話やないか〜い!」と思ったわけなのだが続きがまだあるのだ。
一匹狼的でも、目立ちたがりやな殿方はトランペット奏者だったわけだ。トランペットといえば、曲のいちばん盛り上がるいいところで、トランペットソロがあるからなのだww
そして、殿方はわたしと同じで練習をコツコツとやるタイプにはあまり見えず(すみません本当にすみません。)ソロパートがあるのにもかかわらず、本番にのぞみ、、、
曲のいちばん盛り上がる!!いいところで!!!!
音をはずす。。
要するに
失敗する。。
それで悔しくて猛練習するかと思いきや!!!
またの本番の機会で、、、
またもはずす。。。。
要するにまたも失敗する。。。。。
大変痛い。
私は殿方に質問した。
「そんなにソロパートで失敗して降ろされないんですか?」
そうしたところ、
「うん。なぜかおれがいつもソロだったねー。」
「へぇーーー。なんでなんでしょうねー」
と、私が答えたところ、
殿方はこう仰った。
「まぁー(ソロをキメるのは)おれしかいないろーーーガハハハー」
そういう殿方が私は大好きですwww
そんな殿方は、、
ひょんなきっかけで中学校では吹奏楽部に入り、そこから高校でも吹奏楽部に入り、卒業されてからも社会人になってからも音楽好きで、今もなお、たまにトランペットを吹いたり、良い声もお持ちなので、ほぼ毎日ギターの弾き語りもされています。仕事は自営、他の健康的か趣味もいくつかお持ちで大変に楽しそうなのだ。
ここで話を変える!
先日、職場の施設のリビングで夕食準備をしている時に、夕方の情報番組のコーナーが流れてましその内容は、視聴者から寄せられる悩み事にタレントや僧侶が答えていく、というものでした。たしか学生の母親からのご相談。「うちの子の欲がなくて将来不安です。息子に将来なにになりたいか?と聞いても時給1000円くらいで細々でも働いて暮らしていければそれでいい、というのです。将来の夢や目標もなくなんとなく過ごしてる息子にこのままで大丈夫か不安です。」
といった内容のもの。
仕事中だったので、全部見れなかったため、この学生が中学校なのか高校生なのか大学生なのか、ゲストがなんとコメントしたかもわからないが、、、
私が思ったのは、お母さんの不安なエネルギーってそのまんま息子くんに伝わっちゃうよなー、それは息子くんにとって重たいウザいエネルギーだよなぁーと。
「親の心子知らず」ってことわざの方が有名だが「子の心親知らず」という対義語のことわざもあるんだそうだ。そして母親が心配しているのは別のところにあったり。「世間体」という名だったり。不安の種はなんなんだろ?たぶん漠然としてるから不安なんだろう。
「これからこの子が何に出会い、誰と出逢い、何に興味を持つのか楽しみである!」と思えたら良ひ。そう思えてないのだとしたら、その子の力を信じきれてないよね?
どうやったらそんなふうに楽しみを作れるのか??
それはやはり今を楽しむこと。好きなことをやったり昔好きだったことをはじめてみるのもよいのかもしれぬ。
この先、なにがあるかわからぬ。
どんな世界が待っているのか。
興味を持って入ったわけじゃない吹奏楽部から音楽の楽しさを感じられた殿方もいなさるように。
みなさんならこんなご相談にアドバイスを求められたなら、何とアドレスなさるか?
追伸。
で、
なぜこんな語調になったのか。。。
春になると新世界へ旅立つひとも多いので、
ここはひとつ!
「新世界より」という曲を聴いてみたい。
しかしメロディーを忘れておった。
聴いてみようではないか。新世界のはじまりに。
「新世界より」
https://youtu.be/z0yEfYPLzQg
おっ!この曲であったかーー。
パァーーーーー。
わたしも新世界へ飛び立つぜよ!!2022。
えいえいおー!!!
春先の夕暮れ時も綺麗である。
夕暮れ綺麗で涙が出る。
まだまだ寒くて鼻が出る。
みなさま、御身体ご自愛くださいませ。