エニアグラムとららちゃん日記〜タイプ4ユキコの人生探求〜

エニアグラムと私の心の旅、今ここを記していきます。2023.11.13〜

井戸端会議2021初夏「おめさん、聞いてみなせ。」

同じテーブルの、昔、お嬢さんだった方々。

コソコソひそひそ何やら井戸端会議。

介護職員関屋は、あえて聞こえないフリしながら、耳をダンボにして、洗い物をする。

本日の議題。「夕飯に(施設で)ご飯は提供されるのか?」らしかった。

 

ハル(仮名)「ご飯は出る?」

夢子(仮名)「そういうのは私はわからないです」

冬子(仮名)「ご飯は出るこっさ」

ナツ(仮名)「ゴハンは出るろー」

夢子    「はて?」

冬子    「おめさん、聞いてみなせー」

ハル    「すみませーん・・・」

 

ついに、唯一歩けるハルさんが、職員に問うために、介護職員関屋に近づいてきた。

そ〜ソ〜っと静かにそれでいて、めっちゃ接近してくるのがハルさんの特徴(かわいい♡)ソーシャルディスタンスなんてなんのその。ゾーンにどんどん入ってくる。グループエリア、プライベートエリアをそ~っと突破し、油断していると、いわゆる恋人どおしの親密の距離にまで達する(近い近い!かわいい♡)

歩行可の利用者さんて、時折、くノ一の如く背後から近づいてきて、ガチでビビる時がある。特に夜間なんかは(いつの間に起き出してきたのか!)

さて、ミニ会議後、

ハルさんが、くるよーくるよーと思ってたので、距離をとり、「なんでしょうか?(^o^)」とお答えする。

 

ハル「ご飯は出ますか?」

(議員注目の時!)

(・_・;)(・_・;)(・_・;)

 

関屋「あっ、お夕飯ですね。心配しなくてもちゃんとご用意してありますよ❤」

 

\(^o^)/(^o^)\(^o^)/

 

笑顔になったハルさんは朗報を伝えに、井戸端会議に戻る。

 

「良かったね」「よかったねー」

と皆さん、口々に安心された様子。

 

以上、時折、突如として、開催される井戸端会議の模様でした。

現場からは職員関屋がレポートしました。

 

 

ちなみに、ほぼ毎日、朝や夕方、時には夜中に帰り支度をされるハルさんは(実際には帰れないのです(:_;))、時折、突如として、皆さんに挨拶まわりをされる。

 

「お世話になりました。おめさん、元気でいなせー」

「風邪ひかないでねー」

と、テーブルをまわる。杖や歩行器、シルバーカーなども無しで自由に歩ける利用者さんはハルさんのみ。

テーブルをまわり、皆さんの肩を優しくたたいたり、別れの言葉をかけている。

なんかぐっとくるのだ。

たまに「おめさん、帰れないんだよー」と、事実を言われる利用者さんもいるが、ハルさんは信じてないのか、耳に入らないようで「じゃあね。」と言われる。

 

いよいよ出て行こうとされたので、

あらゆる手を使う。悲しいけど。

・今日は天気が悪いんですよ。泊まる手配が出来ています。

・エレベーターが点検中でまだ動かないんです。終わったら知らせるから、こちらの部屋で待ってましょう。

・お迎え呼んだから、お茶のんで待っていましょう。

・いま、おうちのひとに電話してるから。

・ちょうどおやつが来たからおやつ食べてからにしましょう。

・テーブルの上にたたみものを置いておく。 (自然に手が動きたたみだす時がある)

・今日はお泊まりなんですよ。夕飯も準備してるから、明日にしましょう。

・こちらの部屋でもう一回、荷物確かめましょうか?

 

要するに、はっきり言って時間稼ぎで、そのうちに、ハルさんはすぐに今のことを忘れるので、帰りたいことも忘れたりされる。

(でもまた少したつと、帰りたい思いを思い出したりする。)

落ち着かないのは落ち着かないなりの理由がある。でも「仕方がないよね」で済ましてる現状。

何とか誤魔化して、やり過ごそうよ、で済ましてる現状。うちら専門職にはもっと考える力があるはずなのに。想像力、創造力があるはずなのに。あの職員が、、とか、この職員がどーとかって、そんなことばかりに目が、心が持っていかれてる。ダメじゃん!全然だめだよ!

 

いやもうこれホントそう!耳が痛すぎる。

たなかいごブログ↓↓↓

お年寄りの不穏=顧客のクレーム

https://www.kaigogoyoukiki.net/tanakaigo/?p=387

 


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昔、おばあちゃんが近所の茶飲み友だちを呼んでおしゃべりしてた。たまに面倒くさそうにしてたの、私は知ってたよ。

ずっとおばあちゃんは専業主婦だったけど、

小さいけど、コミュニティーはあった。

今だと「コロナだすけダメだ」って簡単に断られたのにね❤認知症になったおばあちゃんは性格ががらっと変わった。しっかりもので厳格でいつもにこにこしてなかったけれど、認知症の進行が進み、怒らず、多幸症のようにずっとにこにこしていた。

はたまた、認知症で怒りっぽくなる方もいる。(認知機能の障害で感情抑制ができなくなるため)

認知症の方どおしの、喧嘩を見ててたまに思う。あんなふうに怒鳴って、自分の言い分を我慢せず伝えられて、それでいっとき険悪になっても、一時間後には、ふたりとも忘れて、仲良く話してるなんて、いいなあーと。

で、また喧嘩して、仲直りも何もせず、お互い謝らず元通り。

 

大人の世界は、よほどのことがないと、なんだか喧嘩も出来ない、腹の探り合い、空気の読み合い、忖度。なんかウンザリしちゃうけど、利用者さんの喧嘩みてて、清々しく思っちゃうのちょっと不謹慎かもだけど、そんな風に生きられたらなぁーって思う。

 

と、ここで一句!

「けりつけよ胸ぐらつかみ夢醒める」

季語なし!

 

久しぶりに俳句詠んだ。。。

 

詠んでないと全然だめだねー。

 

と、ここで調子に乗って、また一句!

「呆れ顔師匠の便りそのままに」

季語なし!

 

また言いたいことごちゃまぜブログになってしまった。。。

 

ちゃんちゃん。

わたしもきっとナンカ症だ、なんか障害だよー。

 

障害にまけずにがんばろー。