昨夜、深夜勤に入ってすぐ、タキさん(仮名)のお部屋より、いつもの如く「オシッコだてー」と呼び声あり、訪室する。入口の電気だけつけて顔を見ると、向こうもじーっと私の顔を見て、「どっかで見たことあるなぁ」と仰った!!笑
今の部署に異動になり、ちょうど一年たち、ほぼほぼ毎日顔を会わせてるんだけどな、笑
まぁ、介護あるあるネタなんだけどサ、笑笑
チョット、へなへなーと力が抜けたみたいに笑ったわー。
あまりに可愛くてタキさんに
「タキさん、かわいいわぁー」と言ってしまった。
タキさんは、オホホホホと、笑ってたけど、そのあとで
「オシッコが出るんだてー」と言われた!!
あ、はいー只今ー。笑ったわー。
タキさんはお一人ではベッドから車イスに移乗することが難しいので、介助に入らせてもらってます。タキさんは端座位(ベッドの端に足をおろして腰掛ける座位のこと)にはなれますが、ナースコールを認識できません。(ナースコールで呼ぶ、という行為ができなくなっているのです。)なので、離床センサーという(通常私達はセンサーマットと呼んでます。)ものを使い、タキさんがトイレなどで、ベッドから降りようとする時のナースコール代わりのような役目なのです。
ベッドの足元に設置し、タキさんがベッドから足をおろした時にセンサーマットが体重を感知し、ナースコールとして通知される、という機器なのです。コールが鳴ったら、タキさんがベッドから降りようとしているのが分かるので、この機器で転倒予防をしているわけ。しかしながら、タキさんは声が出せるので、声で呼ぶこともできるのです。
こないだは困りましたー。
「オシッコが出るんだてー」と声がするのでトイレにお連れしようとしたら「おらじゃないんだてー!トシ(仮名)だてー。トシがオシッコなんだてー」と言われて困った(笑)
トシさんとは、腹違いの自分の妹でした。そして「トシがそこまで来てるんだてーほら」と見えてる方向に指を指すーー(怖)
怖いことを仰る(怖怖)ホラーだ。わたしー、見えないからー(怖怖怖)
恐怖におののきながら、「あ、トシさんなら、わたしさっきオシッコに連れていきましたよ」と言ってみる。
それでも納得されず、「トシがオシッコに行きたいんだてー」と連呼する。
「じゃあトシさん、迎えに行ってきます。」と言ってみる。
納得された。その後、もうその事はお忘れになったご様子でしたので、ほっとした。朝まで良眠でした。
と、この記事を自宅にて、書きながらスマホ持って寝てしまってたようで更新が遅れました。てへ。
今日のタキさんは
「白髪頭〜白髪頭〜あぁー嫌だー。」と独り言&文句を言っておりました。
誰のことなのかーーー???まわりは、白髪頭のひとばかりだが(笑)
職員は「誰のこと言ってんのかね?自分も白髪頭のくせにね♡」とつぶやいてました。
たしかに!笑
自分のことは棚におく、それが人間です。今日も学びました。
建物の中にいらっしゃる安全な環境の中にいらっしゃる利用者さんも、外の大雪のことは気にされているご様子で、
「何センチ積もった?」など珍しくきいてこられました。
「玄関出たら、長靴の上の方まで雪がありましたよ。」と答えました。
SNSのタイムラインとかみると、雪道や雪に埋まった車とか雪かきがどうの、とかの映像ばっかで、
ヒロッキー君に「みんな雪かきごときでガタガタ言い過ぎじゃね?」と毒を吐いたら、
「雪かきしてない人に言われたくない。」と怒られました。
すみませんでした。