園田さん(仮名)男性。癒やし系。
爪切りをさせて頂いた。
ユ「肉まで切らないように(つまりは深爪しないように)気をつけますからね〜。」
園「切ってもいいよ〜。」
ユ「えっ!! だめですよぉー、血が出てしまいます。痛いですよー!」
園「痛くてもいいよ〜。」
私は驚いた。
そして、なんだか勇気をもらったようなあたたかい気持ち。
介護士史上、爪切りをしてて、こんな風に言われたのは初めてだった。大げさかもしれないけれど、感動すらおぼえた。
相手を100%信用し、ゆだね、何があっても大丈夫、だからやってみれ!! そんな包容力のような優しい言葉に聞こえた。
私は園田さんが怒っているのを見たことがない。
他の方の介助で待たせてしまうことがあって、謝っても「はいはい」と優しく穏やかな口調。
有難く思う。でも、それに甘んじないようにしたい。
就寝の介助後(入床すると)ほっとしたように「いいこといいこと〜」と仰る。
私が「おやすみなさい」と言うと
園田さんは「はい、おやすみ」と仰る。
その言葉を聞くのが好きだ。
高熱出ても「大丈夫だ〜」と仰る。
いやいやだるいでしょうに〜と思うのだが
「大したことない。」と仰る。
いやいや高熱出てるって!!と思い、
「具合悪いときはちゃんと言ってくださいね、無理しないでくださいね」と言うのだが
「はいはい。大丈夫だ。」と。
しかしながら、私は園田さんに救われている。
勇気のようなもの、よく言葉で表現できないのだが。もらってる。
しかしながら、「痛くてもいいよ〜。」って!!
「(爪の肉を)切ってもいいよ〜。」って!!
「Mなのかな?」 byらら
ららちゃんっ!
Mなんて言葉、どこで覚えたのー?汗